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Suno AIは日本語に対応した曲が作れる

Suno AIのトップ画面

Suno AIは、日本語での楽曲制作が可能な音楽生成AIツールです。

ブラウザ版とアプリ版が提供されていますが、
楽曲の検索や曲名・歌詞・プロンプト(指示文)の入力は、日本語に対応しています。

ただし、インターフェース(操作画面)自体を日本語化できるのはアプリ版のみです。

ブラウザ版で日本語表示にしたい場合は、
ブラウザ自体の翻訳機能を使用する必要があります。

Suno AIをブラウザの翻訳機能を使って日本語表示した場合

Suno AIのアプリ版を日本語設定で使う方法

1.Suno AIのアプリを開き、ログインする

まずはSuno AIのアプリを開き、アカウントにログインします。
※Suno AIを初めて利用する場合には、アカウント作成から行いましょう。

1.Suno AIのアプリを開いてログインする

2.画面左下のアイコンをタップして、プロフィール画面を開く

アプリにログインできたら、「探検する」の画面が開いた状態になるので、
画面右下のアイコンをタップしましょう。

プロフィール画面にアクセスできます。

2.画面左下のアイコンをタップして、プロフィール画面を開く

3.プロフィール画面右上の設定マーク(歯車)をタップする

プロフィール画面を開けたら、
画面右上にある設定マーク(歯車)をタップします。

Suno AIの「設定と環境設定」画面にアクセスできます。

3.プロフィール画面右上の設定マーク(歯車)をタップする

4.「設定と環境設定」の画面で言語の欄を選択する

「設定と環境設定」の画面を開いたら、「言語」の欄をタップします。
すると、デバイス本体の言語設定画面に移動します。

4.「設定と環境設定」の画面で言語の欄を選択する

5. 言語設定画面で「日本語」を選択する

優先する言語にて「日本語」を選択して、
Suno AIアプリに戻ります。これで日本語化が完了します。

5. デバイス本体の言語設定画面に遷移したら、「日本語」を選択する

 

Suno AIで楽曲を制作する方法

Suno AIの「Create」では、
主に2通りの楽曲生成方法があります。

  • シンプルモードで「Song description(曲の概要)」を伝えて生成する
  • 「Custom(カスタム)」モードでより細かいスタイルや歌詞を指定して生成する

どちらの場合でも、
プロンプト(指示文)や歌詞にもとづいて
楽曲を2パターンずつ生成
できます。

以下で、それぞれの方法を解説します。

「Song description(曲の概要)」を伝えて生成する【初心者にもおすすめ】

まずは、シンプルモード曲の概要・イメージから楽曲を生成する方法を紹介します。

1、楽曲制作は、画面左部の「Create」の画面から作業できます。

「Song description(曲の概要)」を伝えて生成する【初心者にもおすすめ】

2、「Create」をクリックすると、
「Song description(曲の概要)」を入力する画面が開かれます。

入力欄にプロンプト(指示文)を入力し、
青い「Create」ボタンを押すと生成が始まります。

3、また、「Need Idea?」をクリックすると、
人物や景色・ムードのテンプレートが展開されて、
より短い単語やフレーズからの指示出しも可能になります。

「Custom(カスタム)」モードでより細かいスタイルや歌詞を指定して生成する

1、「Custom」モードを使用する場合には、

画面上部の「Custom」と書かれたトグルに切り替えます。

2、歌詞・曲のスタイル・曲名の指示を入力する欄が表示されるので、
それぞれを指定しましょう。

3、また、歌詞は「Write Lyrics」機能を使用して、
自動で考えてもらう方法もあります。

手順としては、まずLyrics欄の「Full Song」をクリックします。

立ち上がった画面下部の入力欄に歌詞のイメージを入力して、
「Write Lyrics」をクリックします。

ここで日本語の歌詞を生成してほしい場合は、
「日本語で」を条件に依頼すると、日本語の歌詞を生成できます。

楽曲を生成する際の3つのコツ

●プロンプトで曲のジャンルとテーマを明確に伝える

Suno AIで日本語のプロンプト(指示文)を書くときは、
曲のテーマやスタイル・テイストをできるだけ明確に詳しく伝えることが重要です。

楽曲のイメージを整理しながら、
以下のような要素をプロンプトに組み込んでみてください。

  • テンポ(速さ):アップテンポ、ミディアム、スローテンポ など
  • ボーカルの特徴:力強い、優しい、エモーショナル など
  • 楽器構成:アコースティックギター、ピアノ、シンセサイザー など

また、日本の楽曲スタイルを指定すると、
日本語の歌詞がうまくはまりやすく、より理想的な仕上がりになります。

  • J-POP:日本のポップミュージック
  • J-ROCK:日本のロックミュージック
  • 演歌:哀愁漂う伝統的な歌謡曲
  • アニソン:アニメの主題歌や挿入歌
  • ボーカロイド:合成音声を活用した音楽
  • ヴィジュアル系:派手なメイクと衣装が特徴のロック
  • シティポップ:80年代の都会的で洗練された音楽

これらを組み合わせながら、

「爽やかな夏をイメージしたアップテンポのJ-POP」
「落ち着いた雰囲気のシティポップ」

のように具体的な指示を出すと、
意図に合った楽曲を生成しやすくなります。

●歌詞を書く際は曲の構造を考慮する

Customモードで歌詞を入力する際は、
楽曲の構造を意識して書くと、より自然な仕上がりになります。

歌詞は4~8行程度を目安にし、
コーラスや節(Aメロ・Bメロ・サビなど)間に空行を入れると、
AIが適切なメロディをつけやすくなります。

また、句点や句読点を入れずに歌詞を書くことで、
音声にした際にスムーズな仕上がりになります。

一般的に楽曲は、以下の要素で構成されます。

  • Verse(Aメロ):曲のストーリーを展開する部分
  • Pre-Chorus(Bメロ):曲のストーリーを展開する部分
  • Chorus(サビ):曲のハイライトとなる部分
  • Bridge(ブリッジ:曲に変化をつける部分
  • Pre-Chorus(プレサビ):Aメロからサビへスムーズにつなげる部分
  • Outro(アウトロ):曲の締めくくりにあたる部分

この構成に沿って歌詞を書くことで、自然な楽曲に仕上げやすくなります。

なお、歌詞を伝える際は、以下の例の[Verse] や[Pre-Chorus] のように
[]で囲った構成タグを用いることで、
Suno AIが楽曲の構成を理解しやすくなります。

<例>

[Verse]  
初めて見たあの日のこと  
まだ心の奥に残ってる  

[Pre-Chorus]  
近づくたびに鼓動が速くなる  
この気持ちは止められない  

[Chorus]  
君が好きだと伝えたくて  
夜空に願いをかけるよ  

[Bridge]  
もしも時間を戻せるなら  
あの時 君を抱きしめてた  

[Outro]  
静かに消えていく星のように  
想いだけが光を残して  

 

Suno AIで制作した日本語のオリジナル楽曲の例

今回は、例として「Custom」モードを使用して、
「夜の都会でのドライブに合う、おしゃれで懐かしさや切なさ漂う曲」
をテーマに日本語の楽曲(1コーラス)を制作しました。

 

歌詞・曲のスタイル・曲名はそれぞれ以下のように設定しました。

【歌詞】

[Verse 1]
夜の都会息を潜めて
ネオンの川に 映る影たち
心の奥に そっと忍び寄り
思い出たちが また顔を出す

[Pre-Chorus]
静かな通り 誰もいなくて
車のライト 揺れる黄昏
君の言葉が まだ響いてる
あの瞬間だけ 切り取られてる

[Chorus]
都会の風が 頬を撫でてく
君の香りが まだ漂うよ
忘れられない あの景色だけ
胸にしまって 夜に消えてく

 

【曲のスタイル】

 80s, citypop, Japan, night, Jazz

 

【曲名】

ネオンの夢

実際に指示に合った日本語の楽曲を生成できました。

なお、ここではCanvaで編集した簡単な動画にしていますが、
Suno AIで直接縦型の動画を生成することも可能です。

楽曲制作する際の注意点

発音が紛らわしい助詞はローマ字で書く

Suno AIは日本語の処理において、
発音が紛らわしい助詞の読み方を誤ることがあります。

とくに、助詞「は」や「へ」のような読み方が2つあるひらがなは、
文脈によって異なる読み方をしてしまう場合が多いです。

1度生成した楽曲を後から調整することも可能ですが、
無駄なクレジット消費を防ぐためにも、
はじめからローマ字で表記することをおすすめします。

  • 「は」→「ha」「wa」
  • 「へ」→「he」「e」

読み方が複雑な漢字はひらがなで書く

Suno AIでは、歌詞に読み方が複雑な漢字が含まれる場合にも、
正確に処理されない場合があります。

たとえば、以下のような言葉が問題となりやすいです。

  • 「明日」→「あす」または「あした」(日常的な漢字でも読み方が複数あるケース)
  • 「雪崩」→「なだれ」(熟語として特殊な読み方をするケース)

このような漢字・熟語を使う場合は、
意図した読み方で処理してもらうためにも、
はじめからひらがなで入力するとよいでしょう。

自然な日本語の発音やイントネーションを再現できない可能性がある

Suno AIは日本語の楽曲を生成できますが、

日本人の自然な発音・アクセントを
完全に再現できるわけではない
点には注意が必要です。

最初の生成だけでは、発音やイントネーションを
自然な形に仕上げることが困難な場合も多くあります。

不自然な箇所がある場合は、ブラウザ版の調整機能で微調整しましょう。

より自然な日本語の楽曲を目指す場合は、生成された楽曲に自分で歌を入れたり、アレンジを加えたりする方法もあります。

●楽曲を商用利用する場合は有料プランに加入する必要がある

Suno AIで作った楽曲を商用利用したい場合は、

有料プラン(ProプランまたはPremierプラン)への
加入が必須である点に注意しましょう。

無料プランで生成した楽曲は商用利用が禁止されており、

後から有料プランに切り替えても、
無料プラン期間中に生成した楽曲の商用利用は認められません。

 

 

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