全体の流れ
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ChatGPT または Claude で「読み上げやすい台本」に整える
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CapCut のテキスト読み上げ(TTS)で音声化する
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必要に応じてBGMや効果音を少し足す(CapCut内の素材で可)
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音声(または動画)として書き出す
Step 1. 台本を作る/整える(ChatGPT / Claude)
読み上げを自然にするために、次の3点を意識します。
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一文を短くする(読点「、」と改行で“間”を作る)
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固有名詞・略語・数字はカタカナ読みを併記(例:API(エーピーアイ),2025(にせんにじゅうご)年)
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会話劇は「登場人物ラベル」を行頭に付ける
ナレーション用(商品紹介など)
プロンプト(コピペ用)
キャラクターボイス用(会話劇)
プロンプト(コピペ用)
会話劇の台本を、音声合成向けに整えてください。
条件:
- 登場人物を2~3名、各行の先頭に【名前】を付ける
- セリフは短文に分け、息継ぎの位置を「|」で示す
- 地の文は【ナレーション】で別行に
- 難読語・数字にはカタカナ読みを併記
- 尺:60秒前後
テーマ:〇〇
今回の例題(テーマ:カフェ新メニュー告知)
会話劇の台本を、音声合成向けに整えてください。
条件:
- 登場人物:【店長】【新人】の2名。各行の先頭に【名前】
- セリフは短文、息継ぎは「|」
- 地の文は【ナレーション】で別行
- 難読語はカタカナ読みを併記
- 尺:60秒
テーマ:季節限定ラテの告知
朗読用(書籍・マンガ・ブログのテキスト)
プロンプト(コピペ用)
次の文章を、音声合成で聞き取りやすい朗読台本に整えてください。
条件:
- 一文を短く、読点と改行を多めに
- 見出しは【見出し】で明示
- 難読語・数字・略語にはカタカナ読みを併記
- リンクや脚注など読み上げ不要の要素は削除
対象文:
(ここに本文)
今回の例題(ブログ:5分で片付くデスク術 冒頭)
次の文章を、音声合成で聞き取りやすい朗読台本に整えてください。
条件:
- 一文を短く、読点と改行を多めに
- 見出しは【見出し】
- 数字は読みを併記(例:5(ご)分)
- リンク・脚注は削除
対象文:
【はじめに】
朝の5分(ごふん)で、仕事の効率(こうりつ)は変わります。今日は、机の上をすっきり保つ簡単なコツを紹介します。
Step 2. CapCut で音声合成(TTS)
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CapCut を開き「新規プロジェクト」
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「テキスト」→「テキスト読み上げ(TTS)」を選択
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Step1で作った台本を貼り付け
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長文は段落ごとに分けて複数クリップにすると修正が楽
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声の種類を選ぶ
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ナレーション:落ち着いた男性/やわらかい女性
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キャラクター:登場人物ごとに別の声を割り当て
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速度・ピッチを軽く調整
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速すぎる → 少し遅くする(標準~0.95目安)
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高すぎ/低すぎ → 標準付近に戻す
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誤読が出たら台本側を修正
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固有名詞をカタカナ表記に(例:UI→ユーアイ)
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息継ぎしたい箇所に改行や「|」を追加
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章やシーンの切り替えで、音声クリップを分割し“間”を0.2~0.4秒入れる
Step 3. 仕上げ(任意:BGM/効果音は控えめに)
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無音が気になるときだけ、CapCut内の著作権クリアBGMを小さく敷く
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目安:BGMは音声の20~30%程度の音量
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見出しの前後に短い効果音を入れると聴きやすい
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クリップの頭と終わりに0.5~1秒のフェードを入れると自然に聞こえる
Step 4. 書き出し
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プレビューで最終チェック
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小さなスマホでも言葉がはっきり聞こえるか
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誤読や不自然な“間”がないか
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「書き出し」
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音声のみが良ければ MP3/WAV(環境によってはMP4での出力→音声抽出でも可)
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推奨:48kHz/ステレオ、MP3なら192kbps以上
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つまずき対策
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機械っぽく聞こえる
→ 一文を短く、改行と読点で“間”を設計。
強調語の前後に0.2~0.4秒の無音。 -
誤読が直らない
→ 台本をカタカナ表記に変更、数字は読み仮名併記。 -
長尺で扱いづらい
→ 章ごとにプロジェクト/ファイルを分ける。 -
BGMが大きい
→ まずはBGMを20%前後に。声が主役。
権利の注意
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自分の原稿、許諾済みテキスト、パブリック・ドメインのみ使用
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マンガや小説の無断朗読配信は不可の場合が多い
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使用プラットフォームとCapCutの利用規約を確認